金色の眼球を造る
今年の新作は「天神」「神体」「三日月」「痩男」と「増髪」を予定しています。
前の四つの面は、鬼神系と怨霊系に属しています。
能楽のシキタリとして普通人以外の面には、目や歯そして、角などを金色にしています。

今回は「増髪」を除いた他の4面に、眼球部分を金色にするために真鍮(黄銅)の平板を用いて加工します。
予め眼球の大きさに合わせて切り取った平板を曲面にするために、色々な曲面の穴が彫られている木型に嵌めこみます。
小型ハンマーで真鍮板を叩きながら、木型の局面に合わせます。
目標としている曲面になるように、徐々に曲面を強くしていきます。
曲面が出来たら面にはめ込みをします。ピッタリ勘合するようにヤスリで調整します。
次に勘合が出来た真鍮板に、瞳に合わせて穴をあけます。
仕上げはペーパーヤスリ600番~1000番を使い平滑な局面にし、研磨剤で磨き上げます。
前の四つの面は、鬼神系と怨霊系に属しています。
能楽のシキタリとして普通人以外の面には、目や歯そして、角などを金色にしています。

今回は「増髪」を除いた他の4面に、眼球部分を金色にするために真鍮(黄銅)の平板を用いて加工します。
予め眼球の大きさに合わせて切り取った平板を曲面にするために、色々な曲面の穴が彫られている木型に嵌めこみます。
小型ハンマーで真鍮板を叩きながら、木型の局面に合わせます。
目標としている曲面になるように、徐々に曲面を強くしていきます。
曲面が出来たら面にはめ込みをします。ピッタリ勘合するようにヤスリで調整します。
次に勘合が出来た真鍮板に、瞳に合わせて穴をあけます。
仕上げはペーパーヤスリ600番~1000番を使い平滑な局面にし、研磨剤で磨き上げます。
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神体の彫り完成
神体・粗彫り仕上げ完了
神体・粗彫りⅡ
神体・縦型合わせ
神体・粗彫り
神体の型紙つくりと木取り
二十四節気の立春も過ぎ、雪国の陽射しも、強さが感じられる陽気となってきました。
昨年の夏から、幾つかの面を打ち貯めてきましたが、能面制作の次の工程となる彩色作業が、外気の関係で5月以降となりますので、それまでの繋ぎの意味合いで、もう一つ、能面の神体を打つことにしました。
木地仕上げ品は来月の末を予定しています。
随時、仕上がり状況をブログにて掲載します。
神体の型紙つくり
用紙は厚紙の上質紙を使います。

型紙が出来たところで、柾目の桧材に正面型と縦型の2種類の型紙を使い、木取りをおこないます。
明日から彫りの作業にはいります。
尚、能面・神体の外観写真は入手中で、手元に有りません。
観たい方は、NETで「能面・神体」で検索してご覧願います。

昨年の夏から、幾つかの面を打ち貯めてきましたが、能面制作の次の工程となる彩色作業が、外気の関係で5月以降となりますので、それまでの繋ぎの意味合いで、もう一つ、能面の神体を打つことにしました。
木地仕上げ品は来月の末を予定しています。
随時、仕上がり状況をブログにて掲載します。
神体の型紙つくり
用紙は厚紙の上質紙を使います。

型紙が出来たところで、柾目の桧材に正面型と縦型の2種類の型紙を使い、木取りをおこないます。
明日から彫りの作業にはいります。
尚、能面・神体の外観写真は入手中で、手元に有りません。
観たい方は、NETで「能面・神体」で検索してご覧願います。

お地蔵さんーそのⅥ
お地蔵さんーそのⅤ
天神のリメーク
能面を管理する上で、材料である桧材からにじみ出るヤニは、表に出た場所や大きさによって、致命傷となることがあります。
今回紹介する「天神」は、31年前に打った作品でした。
10年程経過後にじわじわと滲み出て、 昨年写した画像では、酷い状態までに広がっていました。
この原因は、制作する中で桧のヤニを表面にでないようにする手段が不適だからです。

改めて、リメークをすることにしました。
最初に行う事は、木地から胡粉を取り去る事です。
次の画像のように、ひと肌のお湯に浸け、竹べらなどを使って綺麗に剥がします。

剥がした後は、陰干しして乾燥させてから、ヤニ取りの作業をします。
私は工業用アルコールに数日浸して、ヤニを取り出します。
ヤニ抜き後の面の様子は、すっかり生気を失った天神様となっています。

彩色は本年5月以降を予定しています。
今回紹介する「天神」は、31年前に打った作品でした。
10年程経過後にじわじわと滲み出て、 昨年写した画像では、酷い状態までに広がっていました。
この原因は、制作する中で桧のヤニを表面にでないようにする手段が不適だからです。

改めて、リメークをすることにしました。
最初に行う事は、木地から胡粉を取り去る事です。
次の画像のように、ひと肌のお湯に浸け、竹べらなどを使って綺麗に剥がします。

剥がした後は、陰干しして乾燥させてから、ヤニ取りの作業をします。
私は工業用アルコールに数日浸して、ヤニを取り出します。
ヤニ抜き後の面の様子は、すっかり生気を失った天神様となっています。

彩色は本年5月以降を予定しています。