「二十余」は
はたちあまりと言います。藤戸の専用面として使われます。
わが子を失った母親が、「二十あまりの年波、かりそめに立ち離れしも、待遠に思ひしに、またいつの世に逢ふべき」と述懐した言葉から面の名前が付いています。
面のしきたりとして、鬼神や怨霊面は眼や歯が金色になっていることが通例です。しかし、「二十余」では、この世に生きていた当時の思いを強く反映させたいとの意図から、金色の細工は施されていないのです。ただ、顔面は血の気の無い弱々しい表情が、死人であることを表しています。

木地の状態で、彩色は秋以降になる予定です。
- 2012/05/16(水) 09:17:00|
- 能面
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第8回 外沢照章 能面展期日:7月4日(水)〜7月10日(火) 時間:9時から17時00分
場所:小樽市公会堂
昨年に引続き行います。この一年間で制作した新作面を数点と、昨年展示されなかったものを主体に、30点以上の展示を予定しています。御期待下さい。
※ 作家の会場待機時間等々、詳細な内容については6月中旬に本ブログで紹介いたします。
<今年も北海道で唯一の能楽堂の公開が始まります。
期間は6月1日(日)〜9月2日(日)9:00〜17:30
この期間に色々な関連の催事が計画されています。
私の能面展も、その一つとなっています。

途中の変更も考えられますので、最終の確認は
「小樽市公会堂」のHPで行って下さい。
- 2012/05/15(火) 20:06:14|
- 能面
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最近になって我が家のFAXの調子が悪くなりました。大事な用件の連絡もままならず、先方にご迷惑をおかけすることになりかねません。
本日もFAXにて能面のなかで「景清」についてお褒めのお言葉をいただきました。
ところが、FAXの調子のせいかA4版の用紙の3分の1以降が真っ白になり、欠落しているのです。
差出人のお名前も不明になり、連絡のしようがありません。
ご無礼をお詫びいたします。今年の個展に向けての作品作りをしております。今は「生成」を手がけておりまして、明日には木地の状態で完了いたします。
個展の詳細については、6月に入りましたら本ブログでお話します。
- 2012/05/04(金) 14:05:11|
- 日常
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今年も小樽公会堂において個展を計画しております。
今年出展を予定している新作の面としては、狐、釈迦、生成があります。
今月中に狐と釈迦は木地の状態で完成します。
狐
向かって右が個展出品ようとなります。左側の狐は、以前に本ブログで紹介いたしました。
今回はそれをモデルとして制作しました。
二作目を制作する目的は、一作目の作品が細かい箇所で修正のためのコクソを行っています。
なるべく木地本来の状態で胡粉の工程に進みたいとおもっているからです。
釈迦
この作品も二作目のものです。最後の螺髪の彫りに入っています。手間の掛かる作業です。
何れも彩色は五月に入ってからです。
- 2012/04/20(金) 12:57:03|
- 能面
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今週から朝の散歩をスタートしました。
天上寺から小樽公園沿いをさかのぼって、スーパーシガの辺りで松ヶ枝の方向へと舵をきります。
今日は青空イッパイで気持ちが晴れ晴れとしました。
本年初のクロッカスの咲き初めを見つけました。

このところの気温の回復で、一挙に花芽を膨らませた様子が伝わってきます。
- 2012/04/12(木) 08:43:14|
- 日常
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今日は知り合いの家を訪問し、能と能面の話を聞いてもらいました。
本格的に能面についての話題は今までに未経験とのこと。
能面についての話題を軸として、観阿弥・世阿弥の室町時代にまでさかのぼり対話形式で進めました。
未経験とはいえ下調べがシッカリとなされていて、中身の濃い会話ができました。
最後は体験学習の本丸である能面を付けることです。
「般若」を付けた感想は・・・・
“作り物を付けた感じがしない・・・・・”もしかして普段の生活のなかで発揮なぞしていませんか?

自己申告で
「深井」を選んだ方は・・・・
顔から面がはがれないようなシックリ感が滲み出ています。
愉しんでいただけたのが何よりでした。
- 2012/03/26(月) 19:24:28|
- 日常
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この「狐」は旧柳川藩の所有です。狂言面の狐として見慣れている格好とは違っています。
野生をむき出しにした形と異なり、何か気品が感じられる「狐」です。

彩色は5月以降の予定です。
- 2012/03/12(月) 18:29:51|
- 能面
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今年の冬のイベントとして、
旧岡崎家能舞台を生かす会が主催している「能楽体感ゼアミナール」が小樽貴賓館で開催されました。

小樽貴賓館は明治から大正の頃に栄えたニシン漁の網元の家(鰊御殿)が保存され、一般の方々に開放されている観光スポットです。
ここの1階大ホールでおこなわれました。私はスタッフの一員として能面の展示と解説の担当です。
実際に能面を掛けて、摺足の体感もいたしました。
能楽の囃子に使う楽器なども展示し、体感してもらいます。


この催しを知らなかった観光客も飛び入りしていました。
大ホールには雛人形や花嫁衣裳と思われる和服が展示されてあり、桃の節句の到来を喜んでいる雰囲気です。
- 2012/02/29(水) 08:32:33|
- 日常
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前回の作品「生成」から3.5ヶ月が経ちました。
11月末からスタートした「釈迦」の彫が、他の仕事に阻まれまして、やっと木地での完成です。
彫を行う上で難しかったのは螺髪です。ほぼ3重丸で螺旋状に伸びています。
桧を材料としていて、細かい部分の材料の欠けが起きないように細心の注意をいたしました。
この後、彩色になりますが、気温が高くなる5月以降に行います。


- 2012/02/01(水) 17:16:00|
- 能面
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