父尉

今年の新作1号となる作品が完成しました。
「父尉」(ちちのじょう)と言い、翁系の面です。
その他の翁系としては、白式尉、黒式尉と延命冠者があります。

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翁(父尉)

久しぶりに翁系の面(父尉)を打ちました。
翁系の面としては、4種あります。
白式尉、黒式尉、延命冠者そして、父尉です。
これらの面は能楽の発展以前から存在しており、五穀豊穣、家内安全等の神事に使われていました。
現代では、「翁は能にあらず」といわれるように、能とは別格な神聖な儀式の形態になされています。

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5月以降に彩色を行い、7月末からの個展に出品する予定です。

頼政ーⅡ

頼政の2号木地仕上面が完成しました。
宇治川の合戦で平家に敗れ、平等院に1首の辞世の歌を残して自害した、源三位入道の表情を表現しています。

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彩色は5月以降に行い、7月末からの個展に出品の予定です。

頼政ーⅠ

頼政の木地仕上げ品が完成しました。
これをモデルとして同じ作品をもう一つ彫ります。

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頼政 仕上彫り

各部位の型紙を当てながら彫りを進めます。
重視しなけれがならないのは、彫の正確性もさることながら、隣接する型紙を当てる箇所との
つながりを大切にしなければなりません。

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ここでは、口と顎の周辺を仕上げました。
次回は木地仕上げ完成品を掲載します。

頼政 荒彫り

「頼政」の木取りから、次のステップである荒彫りをしました。

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頭から顎までを、型紙を使い彫り進めます。
ここで大事なのは、顔の形をしっかりと写すため、全体の顔のバランスを確認しながらの作業となります。

頼政を打つ

昨年夏の個展以降に打った能面の4作目となる「頼政」を彫ります。
今回は同じものを二つ彫ります。

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材料となる桧に墨入れをしました。桧の大きさは、一つ当たり慨寸210×150×95 (mm)です。
木地仕上げ品としては、4月中旬を予定しています。

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彩色後の参考図です。
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大喝食ーⅡ

前回紹介した「大喝食ーⅠ」に続き、同じ型紙による2号面を彫りました。

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二つの面を精査し、どちらかより良い方の面を選定し、7月末から予定している個展に出品します。
彩色は5月以降に行います。

大喝食ーⅠ

喝食とは、禅寺に仕える半僧半俗の若者を表している。
前髪の銀杏形に特色があり、前髪の大、中、小によって大喝食、中喝食、小喝食に分けられている。

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この面は、彫が完了した木地仕上げの状態です。
後日、基本的なデザインを描きました。

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彩色は5月以降に行い、夏の個展に出品する予定。

真角ーⅠ

真角の木地仕上げ品が完成しました。

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彩色は来年5月以降に行い、夏の個展に展示する予定です。
個展の日程は6月以降に決定します。
※平成30年1月5日に、能面の名称を筋怪士から真角に変更いたしました。

天女増パートⅡ

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今月初旬で掲載した同名の面に続いて、二つ目の作品が完成しました。

今回彫ったものを来春に彩色を施します。

「天女増」彫り完了

本年8月初旬に開催した能面展から1か月余り、来年の個展に向けて新作「天女増」の彫りが完了しました。

この面は増女ですが、謡曲の天女ものに専用で使われたことから、この名が付きました。

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彩色は来年の5月以降を予定しています。

小天神

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8月の個展に向けて、新作第4弾として「小天神」が完成しました。
小天神も天神も、同じ曲に使われます。
天神は、学問の神様として祀られている菅原道真に由来しています。
能では、強い神の役柄として、「金札」「舎利」などに使用されます。

カール鬚など、毛書が大変でした。
本ブログの4月2日で紹介した木地の小天神と比べてみるのも良いでしょう。

鷲鼻悪尉

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本年8月の能面展に出品する第3弾として「鷲鼻悪尉」が完成しました。
この面は神霊面で、鼻の形が鷲に似ているところから、付いたと言われています。
使用曲は「鼻瘤悪尉」に準じますが、少しおとなしい曲の「大社」などです。

本ブログの6月12日号で紹介した「鷲鼻悪尉の彩色」では、肌の状態は、いわゆるスッピンでした。
今回と比べてみて下さい。

長霊べし見

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8月の個展にむけて、新作第2弾として「長霊べし見」が完成しました。
謡曲「熊坂」では、牛若丸に長刀で戦いを挑み、命を落とした大盗賊の熊坂長範に用いられます。
へしむ表情には、内面に抱えた闘争心の強さが伺えます。

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8月の個展に向けて、新作1弾として「鷹」が完成しました。
この面は神体面で、上瞼の中央が持ち上がっているため、強い睨みを発しています。
鳥類の鷹を連想させるところから、「鷹」の名が付いたといわれています。
船弁慶などに使われます。

鷲鼻悪尉の彩色

前号で掲載した「小樽能楽堂夏季公開」の行事として計画している「外沢照章能面展」に向けて、能面の制作が最終段階の″彩色”に入りました。
今年の新作は4点です。順次、色付け→汚しを行い完成させます。
ここでは、昨年11月4日で紹介した「鷲鼻悪尉パートⅡ」を用いて彩色を進めています。
毛書と目や口の色付けをした、彩色途中の作品を紹介します。
まだ、未完成でして、顔の色付けと汚し、そして、顎鬚を付けます。

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完成した能面は、8/1(火)~8/6(日)の能面展でご覧いただけます。

白般若の飾り面に目を入れる

この面は、本ブログの平成26年11月22日「白般若の飾り面」で紹介したものです。
目の部分を金色にすることにしました。

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黄銅の平板を金切狭で切り、桜の木に色々な曲面の凹穴を設けた木型を使って、曲面を形成します。
左目は平板の状態、右目が曲面を出したものです。
右目のものは、これから瞳の箇所に穴を開け、表面を研磨したのちに着色をしてから嵌め込みます。

完成した般若は、5月から小樽市公会堂地下展示ブースで展示します。

「小天神」彫り完了

4作目の作品「小天神」の彫が完了しました。

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天神は、その名の通り学問の神様として祀られている菅原道真に由来する。
能では、強い神の役柄として、「金札」「舎利」等に使用される。

彩色は5月以降に行い、8月に予定している能面展に出品いたします。

「長霊べし見」 彫り完了

本ブログ3月5日に制作中の「長霊べし見」を紹介しました。
本日、彫が完了しました。



彩色は5月以降に行い、8月の個展に出品する予定です。
プロフィール

外沢照章

Author:外沢照章
1984年から能面打ちを始めました。
定年退職を機に、2003年に小樽へ移住し能面打ちにハマっています。

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