三日月の彩色

前回紹介した「童子」に続き、「三日月」の彩色について触れましょう。

仕上胡粉にベースとなる黄土や岱赭を混ぜて膠でとぎ、平刷毛で斑のないように塗る。
充分に乾燥させた後、毛描と唇・目に彩色を施す。
古ビ・墨を調合し、霧をふかせたり、タンポで色を重ねて行き、古面仕立にする。
内部から発色する岱赭の色合いを落ち着かせることがポイントでしょう。
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童子彩色

本日からのHPの表紙には、童子を紹介しています。
今回は童子の彩色についてふれましょう。

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この画像は仕上げ胡粉(童子に必要は顔料を入れる)の工程を終え、毛描と口紅を入れました。
そして、ここからが古面仕立を行います。
古面仕立とは、新しく制作した面に対して、古くから使われていた如くに剥げ、キズ、汚れをつけます。
童子の毛描のところを凝視しますと、斜めに走った擦り傷や部分剥離が加えられています。
このようなキズが、完成された能面で、どれ程の効果がでているのでしょうか。評価はまちまちです。
もちろん、面全体にも古色を意識した彩色を施している事は当然です。
両者を比べてみて下さい。
プロフィール

外沢照章

Author:外沢照章
1984年から能面打ちを始めました。
定年退職を機に、2003年に小樽へ移住し能面打ちにハマっています。

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