表敬訪問

能面に魅せられた道内の作家さんを訪ねる旅です。

以前から気になっていた方で、江差に居られる木村さんです。
23日の6時に南小樽駅を出ました。札幌から北斗2号でいちろ函館に向かいます。
江差線に乗り換え、終点の江差にたどりついたのが、昼を過ぎた頃でした。
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<江差の港。奥尻島行きのフェリー発着>

6時間もの長旅でしたが、江差線の車窓の風景は、栄養ドリンク剤をはるかに凌ぐものでした。
峠を過ぎて線路の勾配が日本海側に傾きを変えると、川の流れを追いかけて行きます。
護岸工事のない自然のままの川の姿で、堂々の川幅を保って、両岸の木々が雪解け水を下流へと押しているように見えます。
清流の名は“天の川”、流れ注ぐ河口は“上の国町”です。江差訪問の夢が膨らむ組み合わせです。

連絡先も場所も分からないまま、以前展示会を開催したことのある地元の羊羹店を訪ねました。
展示会当時のことを知っていた店員さんの計らいで、木村さんの自宅を訪ねることができました。
ご当人は高齢と体調を崩したことから、函館に越したとのことでした。とても残念な結果となりましたが、ご自宅に能面が展示されているとのお話が有り、みせていただきました。
案内していただいたのが、留守宅を守っている酒屋のご主人です。
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<古い町並みを再現させた地区>
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この町は人情味が強い方々が多い処だと思いました。

帰りの気動車は木古内止まりで、函館方面は乗り換えです。1時間程の待ち時間中に、興味を抱いたのは道内乗り入れの新幹線です。
2015年開業予定ですが、木古内駅構内にも頑強な高架橋を建設中でした。
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<新幹線のポスター>
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<木古内駅構内。左の工事箇所が新幹線の高架橋>


多くの方々に温かいおもてなしを受けた旅となりました。
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二十余

「二十余」ははたちあまりと言います。藤戸の専用面として使われます。

わが子を失った母親が、「二十あまりの年波、かりそめに立ち離れしも、待遠に思ひしに、またいつの世に逢ふべき」と述懐した言葉から面の名前が付いています。

面のしきたりとして、鬼神や怨霊面は眼や歯が金色になっていることが通例です。しかし、「二十余」では、この世に生きていた当時の思いを強く反映させたいとの意図から、金色の細工は施されていないのです。ただ、顔面は血の気の無い弱々しい表情が、死人であることを表しています。

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木地の状態で、彩色は秋以降になる予定です。

第8回 外沢 照章 能面展

第8回 外沢照章 能面展
期日:7月4日(水)~7月10日(火) 時間:9時から17時00分
場所:小樽市公会堂
昨年に引続き行います。この一年間で制作した新作面を数点と、昨年展示されなかったものを主体に、30点以上の展示を予定しています。御期待下さい。

※ 作家の会場待機時間等々、詳細な内容については6月中旬に本ブログで紹介いたします。
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<今年も北海道で唯一の能楽堂の公開が始まります。
期間は6月1日(日)~9月2日(日)9:00~17:30
この期間に色々な関連の催事が計画されています。

私の能面展も、その一つとなっています。

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途中の変更も考えられますので、最終の確認は「小樽市公会堂」のHPで行って下さい。

FAXの調子がイマイチ

最近になって我が家のFAXの調子が悪くなりました。大事な用件の連絡もままならず、先方にご迷惑をおかけすることになりかねません。

本日もFAXにて能面のなかで「景清」についてお褒めのお言葉をいただきました。
ところが、FAXの調子のせいかA4版の用紙の3分の1以降が真っ白になり、欠落しているのです。
差出人のお名前も不明になり、連絡のしようがありません。
ご無礼をお詫びいたします。


今年の個展に向けての作品作りをしております。今は「生成」を手がけておりまして、明日には木地の状態で完了いたします。

個展の詳細については、6月に入りましたら本ブログでお話します。
プロフィール

外沢照章

Author:外沢照章
1984年から能面打ちを始めました。
定年退職を機に、2003年に小樽へ移住し能面打ちにハマっています。

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